日本のMVNOサービス：低コストで高品質な通信を

MVNOとは

MVNOとは、大手通信事業者（MNO: Mobile Network Operator）から回線を借り受けて、独自のモバイル通信サービスを提供する事業者のことです。 自社で通信インフラを持たないため、低コストでサービスを提供できるのが特徴です。 ユーザーにとっては、大手キャリアと同等の通信品質を、より安価に利用できるメリットがあります。

日本の主要なMVNO事業者

1. IIJ（インターネットイニシアティブ）

日本のインターネット黎明期から活躍する企業で、技術力の高さで知られています。 「IIJmio」ブランドでMVNOサービスを展開し、複数のプランや高品質なサポートが特徴です。 データ通信に強みがあり、ビジネス用途でも人気があります。

2. mineo（マイネオ）

関西電力グループのMVNOで、au、ドコモ、ソフトバンクの3社の回線を選べるマルチキャリア対応が特徴です。 「フリータンク」という独自のデータ容量シェアサービスや、ユーザーコミュニティの活発さでも知られています。 きめ細かいカスタマーサポートも評価が高いポイントです。

3. OCN モバイル ONE

NTTコミュニケーションズが提供するMVNOサービスです。 長年のインターネットサービス提供で培った信頼性と、シンプルで分かりやすい料金プランが魅力です。 また、大手キャリアに負けない広範囲なネットワークカバレッジも特徴の一つです。 OCNの固定回線サービスとのセット割引なども用意されています。

4. LINEMO（ラインモ）

LINEMOは、以前のLINEモバイルに代わるサービスとして登場しました。 ソフトバンクの子会社として運営されており、LINEアプリとの連携が最大の特徴です。 LINEアプリのトーク、音声通話、ビデオ電話のデータ消費が0（ゼロ）になる点が大きな魅力です。 さらに、データ容量を使い切って通信速度制限がかかっても、LINEアプリの通信速度は落ちません。

LINEMOの「スマホプラン」契約者は、追加料金なしでLINEスタンプ プレミアム（ベーシックコース）が利用可能です。 これらの特徴により、LINEヘビーユーザーにとって非常に魅力的なサービスとなっています。